日本人にとって英語習得に適した年齢は?

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他の章にも書いたとおり、UCLAの林先生によればそれは大学生。なぜならこの年齢層は学習能力が高く予備知識も豊富でやり方によっては英語学習の効果がもっとも高いということだった。では、幼稚園から英語を学び始めることは必要がないかと言えば答えはNOである。大学生になるまで待つ必要はなく、早い時期に英語に接しておいて決して損はない。ある学者はまだ日本語もおぼつかない小学生に英語を教えるのは日本語への影響もありどっちつかずになりかねないという論理を展開していた。しかし、それは間違っている。彼は日本にしか住んだことが無いし、日英両語で子どもを生まれたときから育てた経験もない。数学者であるこの人がご自身の知識と経験だけでこのようなロジックを展開し本に書いているのは如何なものか。UCLAの林先生は大学生が適齢期と仰ることは理解できる。しかし、だからといって幼少のころから子どもが英語に接する機会を与えるなとは言われなかった。

 逆に高齢になってからの英語学習はどうなのだろう。私のクラスには60歳を超えた生徒もけっこういた。仕事で英語を使うのではなく、趣味や生活を充実させるためにもっと英語を使えるようになりたいというのがこの年齢層の学習目的だ。そして、この年齢層の生徒の80%は女性だった。女性はいつの世も勤勉である。私の母は40歳を超えてから英語をゼロから学んだ。母は神戸の空襲で家を焼かれ7歳で終戦を迎えてその後苦労して高校まで行ったが英語に関してはほぼすべて忘れていた。しかし、シンガポールへの移住をきっかけに独力で学習した。家庭教師もついていたが最終的には本人のコツコツとした努力だった。もう歳だから英語は無理という人はおそらく若い頃からずっとそうだったのだろう。少なくとも私の教えてきた高齢者はみんな英語を楽しく使えるようになっている。

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