キーワードで伝える英語

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 速読というスキルがある。本を速く読む技術だ。私の娘はいわゆる本の虫だった。彼女が中学生の時は毎週5冊の本を読んでいた。もともと読書が好きでさらに学校からの宿題でたくさんの本を読むことになっていたので毎週5冊などは彼女にとっては軽くこなせる範囲だった。彼女に速読のコツを聞けば日本語での速読のコツと同じ答えが返ってきた。それはキーワードだけ読む。単語や文章は読まずにスキャンする。この2つだった。キーワードだけ読むというのは、

Bob carried a beautiful big box to his office yesterday.
(ボブは綺麗で大きな箱を昨日彼の事務所へ運んだ)

であれば、キーワードは、5W+1Hに集約される。5Wはご存知のとおり、Who, What, Where, When Why で、1HとはHowである。

 この場合ならキーワードだけ抽出すれば、Bob, carried, box, office yesterdayだけになり、 形容詞のbeautiful, bigや冠詞のaや前置詞のto、そして人称代名詞のhis は省いても意味が通じる。もちろん正確ではないが意味が通じる。キーワードで読むのなら話す時もキーワードをしっかり押さえておけば話は通じる。単語を並べることである。過去形なのか現在形なのかにこだわっている間に会話は終わってしまうからだ。英語がさほど得意でないアジア系移民でも英語を積極的に使っている。彼らがこの文章を言うとしたら、

形容詞のbeautiful, bigや冠詞のaや前置詞のto、そして人称代名詞のhis は省いても意味がじる。もちろん正確ではないが意味が通じる。キーワードで読むのなら話す時もキーワードをしっかり押さえておけば話は通じる。単語を並べることである。過去形なのか現在形なのかにこだわっている間に会話は終わってしまうからだ。英語がさほど得意でないアジア系移民でも英語を積極的に使っている。彼らがこの文章を言うとしたら、

Yesterday, Bob, carry,  (big) box, office. となるだろう。意味は十分通じる。

 日本人以外のアジア系移民の素晴らしいところは英語が得意でなくてもとにかく話す事だ。単語を並べる。big を( )で囲ったのはこれを省く場合もけっこうあるからだ。間違ったら恥ずかしいなどとは思わない。通じなかったら自分が損をするかも知れない方がよっぽど困るからだ。特にビジネスやお金の話しになると彼らは饒舌になる。自分の言い分を通すことを目的にしているので、言わないことを美徳とする文化を持っている日本人はそういう口論では勝てない。お金なんてどうでもいいんです。道理的に納得いかないから不満だという言い方をしたがるのが日本人。アジア系移民は、道理などどうでもいい。自分にとってお金になるかどうかが知りたい。つまりスタートラインがまったく違う。会話のモチベーションが根本から違う。自論を通すためなら単語の羅列であろうが、ブロークンであろうがそんなことは関係ない。彼らを動かす力は自分にとって得なのかどうかである。だから英語の正確さや品格のある表現などに一切こだわらない人が多い。そんな人たちを相手にお互いの共通言語である英語を使ってやり取りをするのなら、口数の少ない方は不利になる。相手はとにかく思いつく単語を並べて機関銃のように連発してくる。これに対抗するには同じく多くの単語をスムーズでなくても、ノンストップで発信していかねばならない。英語をコミュニケーションのツールとして通じる手段として使えるかどうかで実生活に大きな違いが生まれることがある。これは日本に住んでいるだけでは経験できないが英語が通じる海外では日常茶飯事なのだ。

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