お金になる英語 その(1)

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 日本人が学ぶ英語には2種類しかない。「お金になる英語」と「それ以外のすべて」である。お金になる英語とは何か? 英語を使うことで仕事に役立ちその結果として収入を得られるものである。それ以外の英語はすべてお金にならないと思って間違いない。お金にならない英語を身に付けることが悪いことではない。例えば海外旅行に役立つ、趣味に役立つ、友達作りに役立つなどいくらでもある。しかし、もしお金にならない英語学習が世の中の大半を占めているのならなぜこれまでに大手英会話学校が繁栄したり、どの企業も社員に高いTOEICのスコアを求めたりするのか。つまりお金になる英語は世の中を渡って行くための重要なツールのひとつとなっているからだ。また逆にお金になる英語を軽視していると現在のようにアジア諸国の中で日本人の英語力が最下位という結果を招く。しかし、日本人がお金になる英語を軽視しているとは思えない。そうではなく、英語が使えるということが経済的なメリットを生むことに実感を持っていないからだ。英語を母語としない他のアジアの国では経済的メリット在りきというスタンスが通念としてある。

 例えばインドネシア人の母語はインドネシア語である。首都ジャカルタの空港でタクシーに乗ってホテルまで行く。どのタクシーに乗ろうとも運転手は全員英語を話す。もちろん英語が母語ではないので流暢ではない。インドネシア風の英語である。文法も間違っている場合もある。語彙にも限界がある。しかし、彼らは自分の仕事に必要にして十分な英語力を持っている。アメリカに来ればアメリカ人しかいないと思っている人たちがいるがアメリカは人種、民族のるつぼと言われるくらいメルティングポットだ。つまり国の成り立ちが移民なので英語を母語とする人たちだけで構成されているわけではない。近年はアジアからの移民が増えたのでアジア系のアクセントで英語を話す人たちがかなり増えた。

 しかし、ここにはもう一つの見方がある。それはお金を儲けることを美徳としないという不思議な社会通念である。資本主義社会で生活するためにはお金は必要だ。しかし、英語をお金儲けの道具として捉える事はよろしくないと考える人たちがいる。そういう人たちに限って英単語や文法を覚えることを学問だと思っている。別の章にも書いたが言語学と英単語や文法の使い方を知るということは別の次元である。日本の英語教育は英語について教えているだけで英語の使い方を教えていない。これは日本人に英語を教えたことがある英語ネイティブ・スピーカーなら誰でも同意することである。

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