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私は17歳の時に最初の塾を開いてから複数の学校やセミナーで英語を教え、自分でも英会話スクールを開講して教えるということを研究してきた。英会話スクールの選び方についても、広告に踊らされてはいけない。大手のスクールが芸能人やネイティブ・スピーカーという人達を使っていかにもうちのスクールなら大丈夫というメッセージを発信している。しかし、実態は多くの英会話スクールの講師は教えた経験が少ない、もしくは皆無という人が多い。英会話スクールの経営で一番大変なのは生徒集めではなく、講師集めだ。その証拠にアメリカの無料情報掲示板のCraigs Listや就職サイトのMonster.comなどでは「日本で英語を教えてみませんか?」という講師募集広告がいつも掲載されている。しかも経験不問と書いてある。講師に経験不問とはどういうことだろうか。結果多くの英会話スクールにはただ英語を母語として育ったというだけの講師が働いている。もちろんそうではない非常に教育熱心な講師も少なくはない。私の経営していたスクールではいつも質の高い講師を採用していた。しかし、質が高いからこそ講師の数は少なく、よって授業も個人レッスンがほとんどだった。英会話スクールを選ぶ時はそのスクールがどのような基準で講師の選考、採用をしているのかを聞くと良い。英語圏で大学を出た程度では日本人に英語を教えることはできない。英語を母語としない人達に英語を教える資格にTESOLというものがある。この資格を持っている人はだいたい教えるスキルのレベルが高い。TESOLを持っていなくても英語を母語としない人達に初級から英語を教えた経験のある人というのが最低限の条件だと思うと良い。〇〇先生はアメリカ人で〇〇大学を卒業しましたと言われたら、どんな教務経験がありますかと聞いてみると良い。
近頃はワンコインと言って60分500円のレッスンもあるらしいが、500円のものには500円の価値しか無いと思って間違い無い。